①企業者段階
創業者の創造性や革新性が重視され、管理活動は相対的に軽視される段階。
組織が成長するにしたがって、創業者の個人的能力だけでは管理しきれなくなり、組織が成長を続けるには、強力なリーダーシップによって統合されていくことが必要になる。
②共同体段階
組織の内部統合を作り出す段階。組織が強力なリーダーシップを得ることに成功すると、組織内の諸活動は明確な目標に向けて統合される。
組織の規模が拡大し、組織メンバーの数や階層が増えるにしたがって、強力なリーダーシップだけでは組織は次第に有効に機能しなくなる。そのため、リーダーは権限を委譲し、直接トップが指揮することなく制御・調整を行える機能を作り出すことが必要となる。
③公式化段階
様々な規則や手続きが導入され、組織は次第に官僚制的になっていく段階。
さらに組織の規模が拡大し複雑になると、「官僚制の逆機能」が発生。
官僚制の逆機能は、規則や手続きの遵守や専門化が進むことで組織が硬直化して成長が阻害されるなどさまざまな悪影響が発生。
④精巧化段階
官僚制の逆機能に対し、より柔軟な組織構造にしようとする段階です。
マトリックス組織やプロジェクトチームの導入など、縦割りの組織構造に横串を通すことで柔軟化する。
起業者段階で設定した組織の社会的使命の重要性が低下することがあるため、組織文化の変革といった再活性化を図っていく。
一次試験だけでなく、2次試験(特に事例Ⅰ)でも使う知識なので、全体的な流れをイメージできるようにしっかりと理解。
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