2019.06.15 09:13分母と分子が紛らわしい労働分配率:人件費÷付加価値 生み出された付加価値のうちどれだけ労働者に分配されたか労働生産性:付加価値÷従業員数 従業員1人当たりが生み出した付加価値資本装備率:設備資産(有形固定資産)÷従業員数 従業員1人当たりの設備資本営業レバレッジ(倍):限界利益÷営業利益 売り上げにおける固定費の利用度合い。安全余裕率の逆数財務レバレッジ(倍):総資本÷自己資本 自己資本をテコにどれだけ負債を利用しているか。自己資本比率の逆数インタレストカバレッジレシオ(倍):事業利益÷支払利息 金利の支払い能力を表すGMROI:粗利益÷平均在庫高 商品投下資本粗利益率
2019.04.13 03:20貸借対照表左右が釣り合うから「バランスシート」と呼ばれる、などの解説もあるがここでいう「Balance」の本来の意味は「残高」を表す。「貸借対照表」という語訳よりも「残高表」としてくれたほうが遥かに意味がわかりやすいと思うのだが。資産の部流動資産現金及び預金 (現金、普通預金、当座預金、定期預金など)売掛金 ▲貸倒引当金有価証券 (売買目的有価証券)棚卸商品短期貸付金前払費用、未収収益固定資産有形固定資産建物 ▲減価償却累計額土地建設仮勘定 (減価償却しない)無形固定資産のれん (負ののれんはP/L特別利益)ソフトウェア投資その他資産 関係会社株式 投資有価証券 (満期保有目的など)長期貸付金繰延資産 創立費・開業費・開発費・株式交付費・社債発行費負債の部流動...
2019.04.01 08:46リスクプレミアムリスクに対する対価リスクを回避するのに支払ってもよい対価リスクを受け入れるのなら手に入れたい対価リスクプレミアム=期待収益-リスクフリーレートCAPM=リスクフリーレート+βx(市場の期待収益-リスクフリーレート) =リスクフリーレート+βx市場全体のリスクプレミアム =リスクフリーレート+個別証券のリスクプレミアムβ=個別証券と市場の共分散÷市場ポートフォリオの標準偏差 β=0のとき、CAPMはリスクフリーレートと等しくなる β=1のとき、CAPMは市場の期待収益率と等しくなる 理論上、βはマイナスの値もとりうる
2019.03.28 02:58原価要素の分類形態別分類材料費(素材費、買入部品費、燃料費、工場消耗品費など)労務費(賃金、給料、退職給与引当金繰入額、福利費など)経費(材料費・労務費以外)機能別分類主要材料費、補助材料費作業種類別直接賃金、間接作業賃金機能別経費製品との関連直接費(直接材料費、直接労務費、直接経費)間接費(間接材料費、間接労務費、間接経費)創業度との関連変動費固定費生産形態による分類総合原価計算 連続生産個別原価計算 個別生産財務会計機構との結び付きによる分類標準原価計算実際原価計算 差異分析集計される範囲による分類全部原価計算 財務会計、税務会計直接原価計算 管理会計
2019.03.17 07:11CVP分析利益=売上高-変動費-固定費 つまり、売上高=変動費+固定費+利益 変動費=変動費率x売上高損益分岐点売上高とは、利益がゼロとなる売上高のことである。損益分岐点売上高をS、変動費率をa、固定費をFとすると、S=axS+FS=F÷(1-a)ちなみに、(1-a)を限界利益率といいます(限界利益=売上高-変動費)。よって、損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率 である。ここで、変動費率と限界利益率を取り違えないように要注意です。損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高安全余裕率=1-損益分岐点比率安全余裕率=営業利益÷限界利益営業レバレッジとは、売上の増減に伴う利益のバラツキを図る指標営業レバレッジ=限界利益÷営業利益売上高の増減率 × 営業レバレッジ = 営...
2019.03.09 04:32株価指標EPS(1株あたりの純利益)=当期純利益÷発行株式枚数PER(株価収益率)=株価÷EPS=時価総額÷当期純利益BPS(1株あたりの純資産)=自己資本÷発行株式枚数PBR(株価純資産倍率)=株価÷BPS=時価総額÷自己資本配当性向=1株あたりの配当額÷EPS=配当総額÷当期純利益配当利回り=1株あたりの配当額÷株価=配当総額÷時価総額DOE(株主資本配当率)=1株あたりの配当額÷BPS=配当性向xROECFPS(1株あたりの営業キャッシュフロー)PCFR(株価キャッシュフロー倍率) これらの指標を掛け合わせて計算する問題が出題されるので、分母と分子を間違えないように気をつける。 PERとPBR、配当性向と配当利回りは混同しやすいので要注意。
2019.03.05 02:49偏差・分散・相関係数偏差=期待値(平均値)との差分散=偏差の2乗の加重平均<例題>a=20 発生確率50%b=10 発生確率30%c=30 発生確率20%期待値=(20x0.5)+(10x0.3)+(30x0.2)=19a偏差=20-19=1b偏差=10-19=-9c偏差=30-19=11分散=(1x1x0.5)+{(-9)x(-9)x0.3}+(11x11x0.2)=49標準偏差=7
2019.02.21 03:45企業会計原則真実性 企業会計は、企業の財政状態及び経営成績に関して、真実な報告を提供するものでなければならない。正規の簿記の原則 企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない。資本利益区別の原則 資本取引と損益取引とを明瞭に区別し、特に資本剰余金と利益剰余金とを混同してはならない。明瞭性の原則 企業会計は、財務諸表によって、利害関係者に対し必要な会計事実を明瞭に表示し、企業の状況に関する判断を誤らせないようにしなければならない。継続性の原則 企業会計は、その処理の原則及び手続を毎期継続して適用し、みだりにこれを変更してはならない。保守主義の原則 企業の財政に不利な影響を及ぼす可能性がある場合には、これに備えて適当...
2019.02.14 07:39キャッシュフローキャッシュフローを算出する計算式は何種類かあるため、非常に混同しやすいと思う。しかも、どの考え方を使うかで結果も異なる場合があるからたちが悪い。まず、キャッシュフローを求める状況として以下の3パターンであることが多い。 ①キャッシュフロー計算書の作成・・・制度会計 ②現在価値計算(NPV)・・・管理会計 ③企業価値計算(DCF)・・・ファイナンス①場合は間接法と直接法があり、主に2期分のB/Sと当期のP/Lを使用します。正確な書類作成が目的で、どちらの方法で計算しても同じ結果が得られます。間接法では税引前当期純利益からスタートして+非現金費用(減価償却費、貸倒引当金繰入)-受取利息・配当+支払利息-売上債権増加額-棚卸資産増加額+支払い債務増加額小計+...
2019.02.09 05:18経営分析安全性(B/Sより) 流動比率=流動資産÷流動負債(%)● 当座比率=当座資産÷流動負債(%)●(当座資産=流動資産-棚卸資産) 固定比率=固定資産÷自己資本(%)▲ 固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+自己資本)(%)▲ 自己資本比率=自己資本÷総資産(%)● 負債比率=(流動負債+固定負債)÷自己資本(%)▲ ●は数字が大きいほうが良好、▲は数字が小さいほうが良好 指数の名称の頭にくるものが分子にくると覚えよう収益性(P/Lより) 売上高総利益率=売上総利益÷売上高(%) 売上高販管費比率=販管費÷売上高(%) 売上高営業利益率=営業利益÷売上高(%) 売上高経常利益率=経常利益÷売上高(%) ここまでは全て分母が売上高 総資本経常利益率=...