2019.04.05 02:37市場均衡完全競争市場 需要曲線は水平、プライステイカー 価格は限界費用と等しくなる独占市場 右下がりの需要曲線、プライスメーカー 限界費用と限界収入の交点で数量が決まり、需要曲線上の価格となる寡占市場 屈折需要曲線、価格競争が厳しい独占的競争市場 新規参入により需要曲線が左シフト→利潤がゼロのところで長期均衡
2019.04.01 08:46リスクプレミアムリスクに対する対価リスクを回避するのに支払ってもよい対価リスクを受け入れるのなら手に入れたい対価リスクプレミアム=期待収益-リスクフリーレートCAPM=リスクフリーレート+βx(市場の期待収益-リスクフリーレート) =リスクフリーレート+βx市場全体のリスクプレミアム =リスクフリーレート+個別証券のリスクプレミアムβ=個別証券と市場の共分散÷市場ポートフォリオの標準偏差 β=0のとき、CAPMはリスクフリーレートと等しくなる β=1のとき、CAPMは市場の期待収益率と等しくなる 理論上、βはマイナスの値もとりうる
2019.03.25 03:05市場の失敗逆選択 情報の非対称性が存在する状況では、情報優位者(保持している情報量が多い取引主体)は情報劣位者(保持している情報量が少ない取引主体)の無知につけ込み、粗悪な財やサービス(レモン財)を良質な財やサービスと称して提供したり、都合の悪い情報を隠して保険サービスなどの提供を受けようとするインセンティブが働く。そのため、情報劣位者はその財やサービスに対して、本来の価値より過度に悲観的な予想を抱くことになり、もし情報の非対称性が無ければ売買が行われていたはずの取引の一部が行われなくなる。そして、市場で取引されるものは、悲観的な予想に見合った粗悪な財やサービスばかりとなる。 例)運転が下手だから自動車保険に加入する→保険加入者が運転が下手な人ばかりになるモラル...
2019.03.16 03:49景気動向指数DI(ディフュージョン・インデックス) 多数の経済指標の変化方向を合成することにより景気局面を把握する。景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を測定CI(コンポジット・インデックス) 景気動向を量的に把握することを目的。景気変動の大きさやテンポ(量感)を表す。先行系列新規求人数最終需要財在庫率指数鉱工業生産財在庫率指数実質機械受注新設住宅着工床面積東証株価指数一致系列有効求人倍率生産指数営業利益鉱工業生産財出荷指数所定外労働時間指数遅行系列完全失業率実質法人企業投資設備法人税収入家計消費支出第3次産業活動指数
2019.03.12 05:49マンデル=フレミングモデル開放経済で変動相場制の場合財政政策により、IS曲線が右シフト均衡利子率が上昇→外国資本が流入(円に投資した方が利子が高い!)円高のため輸出が減少→IS曲線が左シフトよって、効果なし金融政策により、LM曲線が右シフト均衡利子率が低下→海外に資本が流出(海外に投資した方が利子が高い!)円安のため輸出が増加→IS曲線が右シフト国民所得が増加開放経済で固定相場制の場合財政政策により、IS曲線が右シフト均衡利子率が上昇→外国資本が流入するが円高を防ぐ為替介入、円売りにより貨幣供給量が増加→LM曲線が右シフト国民所得が増加金融政策により、LM曲線が右シフト均衡利子率が低下→海外に資本が流出円安を防ぐ為替介入、円買いにより貨幣供給量が減少→LM曲線が左シフトよって、...
2019.02.23 03:03パーシェ、ラスパイレスパーシェ指数(GDPデフレータなど)今年(比較年)の数量ウェイトで加重平均。(今の数量で、昔の価格と比べると・・)一般に、過小に偏る(100%に近づく)ラスパイレス指数(消費者物価指数など)基準年の数量ウェイトで加重平均。(あの頃の数量で、今の価格だと・・)一般に、過剰に偏る(100%から離れる)どっちがどっちだったかいつも悩む。「パ」の位置に着目して、頭にある「パーシェ」が「今」で、3文字目にくる「ラスパイレス」は「過去」「今のあたし」と比べたいパーシェさんと、過去を引きずるラスパイレス氏
2019.02.08 04:21マネーxマネーそもそも名前がとにかくややこしい。ベースのお金を元に信用創造によって市場にお金をストックする、といったイメージで覚えよう。マネタリーベース(ベースマネー、ハイパワードマネー) 現金の通貨と民間の金融機関が中央銀行に預けた金銭の合計 「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」マネーストック(マネーサプライ) 金融機関と中央政府を除いた、国内の経済主体が保有する通貨の合計(通貨供給量) M1 現金通貨+全預金取り扱い機関に預けられた預金通貨 M2 現金通貨+全銀行等に預けられた預金通貨(ゆうちょは除く) M3 M1 + 準通貨 + CD(譲渡性預金)マネーストック=貨幣乗数xマネタリーベース貨幣乗数=(現金通貨+預金通貨)÷(現金通貨+日銀準備...
2019.02.07 04:28GDPの基礎GDP(Gross Domestic Product)国内総生産<生産面>国内で生産された財とサービスの付加価値の合計額<支出面>民間最終消費支出+政府最終消費支出+国内総固定資本形成+在庫品増加+輸出-輸入まとめるとお馴染みのこの式Y=C+I+G+EX-IM<分配面>雇用者所得+営業余剰+財産所得+(間接税-補助金)+固定資本減耗わかりやすくすると、GDP=消費+貯蓄+税金 Y=C+S+TGNP(国民総生産)との比較GNP=GDP+海外からの要素所得-海外への要素所得つまり、国民総生産=国内総生産+国民が海外で稼いだ分-外国人が国内で稼いだ分ここでいう「国民」とは国内に1年以上居住する者である国民純生産(NNP)=国民総生産(GNP)ー減価償却費(固...